最近、通勤途中や会社の近くでやたらこの貼り紙が目に入ります。

 

文字通り商業用の空物件なのですが、

地方のシャッター通り商店街の話ではなく

渋谷~原宿、表参道界隈の、

 

少し前なら、空き情報が出る前に

次が決まっているような好物件の話です。

 

そして、長らく貼られたままで

次のテナントが決まらないようです。

 

 

同じような光景を見た記憶が蘇りました。

 

それは、

ニューヨークやロサンゼルスで。

 

マンハッタンの新しいショッピング施設では5件に4件は空き物件。

唯一、営業していたのは、某有名アウトドア・ブランドのみで

さながらゴーストタウンのよう。

 

ロサンゼルスでも、前回あった店が消えている光景はあちらこちらで。

 

米国に至っては、

2017年に閉鎖されたアパレル系店舗は約8,000店。

今年はその倍近い数の店舗が

閉鎖されるだろうとの話を聞いています。

 

実際、ロサンゼルスの有名ショッピングストリートを

歩いていても混雑しているのは、

オーガニック系の飲食店とコーヒーショップのみで、

物販のお店はどこも客がほとんどいない。

 

米国のアパレル不況は言われて久しいのですが、

その波が日本にも来るのでしょうか。

 

 

いや既に来てますよね、

日々気付かないだけで、ほぼ米国と同時進行で。

 

そうなると、

我々もの作りメーカーがいくら頑張って

企画・生産しても流れるルートが無い。

 

川上で感じる不安を更に増幅するように、

川下からも不穏な情報が入ります。

 

小売不況だかと言って、BtoCに注力すればという

単純な話でも無いような気がします。

 

もっと、大きなうねりと言うか、

消費動向も含めた、従来の消費者の「生き方」そのものの

変革が起きているのだと。

 

私たちも、大きな決断を強いられることになります。

これまでの常識やマーケティング手法は通用しません。

 

作り手としての自分達のメリットを売ろうとすると

かならず歪みが生じます。

 

結局のところ、

「欲しい!」と思ってもらえるモノ作りが根幹になるのは間違いなく、

顧客のメリット、満足や欲求を満たすことを

訴求するのが重要なのだと再認識します。