「結局、夏は畳やで。」
「・・・畳。うーん、畳、、、。」
「使ったことあんの?めっちゃええで。俺毎年使ってんねん。」
「、、、うーん。たしかに涼しそうですけど、
でも自分が使うイメージは無いですね。
なんか、おばあちゃん家とかありましたけど、、、ダサくないですか。」
「(大きなため息で)ハァーーーーー!ほんま想像力がないわっ。
世の中にない畳を言うてんねん!!!!」
「、、、だって、うちソファだし!!!!」
「それを言うてんねん!!」
思い起こせば、個人的に全くノリ気じゃなくスタートしたこの企画。
やたら畳に対して熱量のあるディレクターに押し切られる形で、あれよあれよという間に
福岡の畳工場を見つけてきてて、事務所に大量の畳の織りサンプルが届いてました。
“ソファでも使える畳のデザイン(夏に最高)”
今回の出発点はここです。
畳、つまりは「い草」でどんなことができるのか。
未知のスタートから、いざサンプルをみて生産者の方と話してみたら、
実は普通の織りもののラグと変わらないくらい何でもできるし、
柄の表現の幅も広いことにびっくり。
そもそも、い草って「草」なのに
糸みたいに綺麗に染まることにも驚いたり。
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そうなれば、表現は自由。
せっかくなので、BasShuのファブリックにも合うラグという発想で、
思い切った総柄をやってみました。
柄は、1900年代初頭アメリカ北東部で生産されていた今はなき
BEACON BLANKETをモチーフにしています。
元々はアウトドアで使う毛布で、カラフルな柄なんですが、
2トーンにおさえて合わせやすくしてみました。
色は、夏のインテリアに映えるBLUEと、NAVYの2色。
こちらがNAVY。
サイズは、140 x 200cmです。
実は、この2配色の1色は、
あえて染めずに「い草」そのまんまのグリーンを使用しています。
綿でいうところの「生成り」ですね。
完成形に至るまで、いろいろ試行錯誤を繰り返しましたが、
日本人の遺伝子なのか、いわゆる畳の青緑ってすごく清涼感があるんです。
香りもそうです。
広げた瞬間にふわぁーっと畳の香りがして、
これぞ日本の夏。
真夏の暑い日には、
ここでゴローンとしたら最高です。
オンラインストアではこの2色+新作1柄を限定で発売します。
IGUSA RUG [made in Japan]
col. BLUE / NAVY
material. 国産い草 100%
19,440yen
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今年の新作はこちら。
IGUSA RUG [ made in Japan ]
col. NATURAL x GRAY
material. 国産い草 100%
19,800yen >> Online Storeで見る
最後に、
【天然の空気清浄機】とも言われるい草の素晴らしさについて、
生産者の方から色々と教えていただいたのに、その半分も伝えきれてません。
その辺についてはまた書きますね。
ではー!
posted by A. Imoto