ポートランド滞在の最終日は、
リサーチという名の“ゴールデンタイム”でした。
「遊びの中にこそ仕事がある。
だから、遊ぶときは真剣に」
とか、文字にすると、
どっかのイケイケ社長が言い放ってそうですが、
BasShuディレクターの口癖でもあって、
海外出張の時には必ずこのゴールデンタイムをスケジュールに組み込んでくれるという
すばらしい上司であり、会社であります(笑)
そこで最終日、
(真剣に)街ぶらし、(真剣に)買い物し、
(真剣に)疲れたらちょっとお茶とかして、
過ごした中で、
ここは絶対おすすめというお店を1つだけ。
OUTDOOR STORE
全米屈指の名店「アウトドア・ストア」。
どストレートな名前からも薄々感じる通り、、、
その歴史100年オーバーです。
市内から車でちょっと走っただけで、大自然に到達するポートランドといえば、
アウトドアカルチャーの本場。
ここには、
ファッションとかいう以前に、日常着として
ポートランダーに求められていた源流が詰まってます。
日本でも人気のアウトドアブランドと言えばの、
Barbour、Filson、RED WING
Carhartt、Levi's、Lee、Wrangler
Woolrich、PENDLETON
当然の如く、全部揃います。
しかも2階にはレディースも。
物量半端ない店内を物色してると、
あのブランド、こんなダサいシャツも作ってるの?ワラ、みたいな日本では流通しない物も沢山あったり。
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店内は、ローカルたちがひっきりなしに来てて、
お爺ちゃん店員も忙しそう。
お客さんの要望を聞いて、
商品引っ張り出して、
しっかり買わせていく。
中々の敏腕っぷりで、
何よりお店とお客さんとの信頼関係が
見てて気持ちいいし、微笑ましい。
お目当ての商品が売り切れてても、
「じゃあ入ったらまた来るわー」っていう体温。
いい加減じゃなくて、良い加減なんですよね。
お客だからとか、
売り手だからとかじゃなくて、
お互いにリスペクトがちゃんとある。
そんなやり取りを見てると、
だんだんポートランダーへの憧れが芽生えてきて、
さっき、あのシャツ、ダサいとか思ったけど、
アウトドアウェアをお洒落に着ようとしてる事こそダサいな!!
みたいな気持ちになってくるから不思議です。
価格も日本より安いし。
BasShuでお店をやるとしたら、
こんな温度のお店にしたい。
あー、お店やりたい。
想いは言葉にした方が良いらしいので、したためときます。
posted by A. Imoto