BasShu的ニューヨーク歩き 〜ブルックリン編〜

BasShu的ニューヨーク歩き 〜ブルックリン編〜

続いて、ブルックリン編です。

ますます開発が進んでマンハッタン化しているのとの話しを聞きますが、

低層の建物が多く、まだまだホッとしますね。

 

Pilgrim Surf+Supply

こちらは日本上陸済みのお店。

渋谷のお店を見てから行くと拍子抜すること必至です。

良い意味で商売っ気がないというか、日本みたいな「どうぞ買ってください!」的な感じは全くないです。

その素っ気なさがお店の空気やディスプレイにも現れてる。

ただし、無愛想な店員は、見るからにサーフィンが好きなんだろうなとわかる風貌。

“好きもの”がやっている本場感がそれはそれでクールです。

 

DEVOCION

ブルックリンに行くと必ず訪れるカフェ。

メディアで散々取り上げられてるので、

コロンビア産の豆を・・・、フレンチプレスで・・・みたいな所はググって下さい。

コーヒーはもちろん美味しいのですが、ここの魅力は居心地の良さに尽きます。

店内には、Mac Bookを広げて仕事をしてるらしきローカルの人々がいっぱい。

その中に混じってるとニューヨーカー気分が俄然UPします(笑)

カフェという場所に何を求めるか? それは、必ずしも美味しいコーヒーだけにあらず、

ここで過ごす時間を提供しているのだと思います。

 

 

QUALITY MENDING Co. 

日本でもその筋の雑誌などでかなり紹介されている人気のお店。

古着屋なんですが、Tシャツやバッグ等のオリジナル商品も展開してます。

古着屋がオリジナルを作ってブランディングしていくケース、

日本にもあるモデルですが同じように先々への野心を感じます。

ここのお店は広くて見やすい感じですが店員さんは日本人の女の子。

(後にも続きますが、ブルックリンの古着屋店員の日本人率が異常に高いです)

マンハッタンのお店は、狭くてゴミゴミした雰囲気ですが、

店員さんがモノ好きな感じで、説得力があって個人的にはそっちの方が好きです。

 

SAMURAI MAMA

ブルックリンでの昼食はここでと決めてます。

ベーグルやハンバーガーなどに飽きてきた頃にホッとするお店です。

特に「うどん」は絶品で丁寧に出汁をとってるのが分かる本格的な関西風。

ラーメンも安心感があっておすすめですが、

丼ものはアレンジがキツいので避けた方がよいかと。

 

STELLA DALLAS LIVING

ヴィンテージでは珍しいインテリアファブリックに特化した古着屋さん。

ちなみにお隣の10ft SINGLEも同系列。

ここも店員さんのほどんどが日本人で店内の公用語がもはや日本語。

商品の方はというと、まさに玉石混淆で宝探し感がハンパ無く、

運良く気に入ったものを見つけられれば、比較的リーズナブルに買えます。

そういう意味ではNYまで行ったからには外せないお店です。

 

RAGGEDY THREADS

このお店、ディスプレイのセンスがズバ抜けてます。とにかく格好良い。

離れた場所にあって結構歩くんですが、店内のスタイリングを見るだけでも値打ちありかと。

LAのお店を見てがっかりした人も、ブルックリンのお店は見た方がいいです。

多分やってる本人はわかってないような気もしますが。

空間の使い方や色の振り分け具合など、非の打ちどころが無いです。

肝心の商品は、、、とにかく破れてます、、、ほとんどが。アメリカだなぁと。

  

image from: http://www.brooklynize.jp/

FRONT GENERAL STORE

その名の通りダンボ地区のFRONT St. にあるヴィンテージショップ。

ここも日本人オーナーで店員さんもみんな日本人。

その感性で集めた逸品が揃っているので安定の信頼感です。

古着以外に、雑貨も揃ってるので、

展示会前に足りない備品などを良い具合に調達できるありがたいお店です。

オーナーさんも気の良い方で、商品のアドバイスをしてくれたり、

悩んだ末に購入すると気持ち安くしてくれたり。

いつも何か収穫をもたらしてくれる貴重なお店です。

 

WOODEN SLEEPERS

ここも同じく日本の雑誌でよく取り上げられてますね。

ヴィンテージで言うところの究極のセレクトショップって感じで、

古着であっても扱う商品を決めて絞ってそれ以外のものは置かない。

ここまで絞ってやって行けるのかな?と心配になるくらい。

だからこその潔さと存在価値なのだと思いますが、

その趣向がハマる人にとっての信頼感の高さは覗えます。

 

余談ですが、このお店のあるRED HOOK地区はアクセス悪いので要注意です。

最寄りの地下鉄駅からバスで20分くらい離れた場所にあります。

そして店に着いたら鍵が閉まってて、2時間後に戻ると張り紙が。

最近のメディアによると「 いま、RED HOOK地区が熱い!!」ということなので、

仕方無くメインストリートを散策することに。

隅々まで歩いてみましたが、メディアの方々ネタ切れなのでしょうか?

海沿いの大通り、しかも2月のNY!!熱いどころか、ただただ寒いだけでしたよ。

 

BROOKLYN FLEA MARKET

事前に調べずに、土曜ということでいつもの野外のFORTGREEN会場に着くと、

あれっ?何もない、、、。どうやらひと駅隣りの屋内で開催しているらしい。

考えてみると2月極寒のNY、当たり前か。

 

中身はいつも通りで、所狭しと家具から雑貨までが並んでます。

けど、やはりこの手のマーケットって野外に限るなと。

狭いところにギシギシ物が並んでて通路が狭いのでゆっくり見る楽しさが無い。

しょうがないですけどね。

年中暖かい西海岸でマーケットがより盛り上がるのは必然だと感じました。

 

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そんなブルックリンでしたが、マンハッタンの地価高騰で川を渡ってきた人たちが

WILLIAMSBURG地区から盛り上げてきた感じですが、

近ごろWILLIAMSBURGの地価がマンハッタンを超えたとか。

たしかに半年前メインストリートに日本ラーメン店が3店舗オープンしていて、

ラーメンブームだなぁと思ってたのですが、今回ですでに全部無くなってました。

やはり早いです。

マンハッタン同様、こっちも「地価高騰」っていうのが不可避なキーワードで、

自流を貫こうとする人たちはより安い場所を求めて、

アクセスの悪い場所へ移らざるを得ない事実。

それを最新トレンドと誇張して伝えるメディア。

 

決して広くは無いNYの街ですが、

その構図が凝縮されているのを改めて感じました。

posted by K. Ichikawa