心が起動する何か
あるシーンがすごく好きで、 たまに見返している映画『あの頃ペニー・レインと』。 じつは、 このOLD FLANNELシリーズを作るときに、 ぼんやりとイメージしていたのが、 この映画に出てくるウィリアムの部屋でした。 主人公のウィリアムは、 音楽にしか興味なくて、ぜんぜん冴えない男の子で、まったく部屋もおしゃれとかではないのに、 レコードが散らかってる小さな部屋の チェック柄だけがとにかく印象に残ってて。 明確にというより、 こんな雰囲気の部屋、みたいな感じで 頭の隅っこにおいていたんです。 --- で、先日、久しぶりに見返して驚いたんですが、 かなり近い。 このベッドカバーとか、 このカーテンとか。 我ながらびっくりで、 ぼんやりどころか、 かなり強烈に覚えていたんだなと。 大したシーンでもないし、 この部屋の何がそんなに?といわれると うまく説明できないんですが、、、 とにかくこの部屋がめちゃくちゃ自分に響いてたんだなぁと。 自覚してた以上に。 説明できない好きは、本物だって、 なんかで読んだことがあります(笑) ...